自分にしかできない仕事がしたい。代わりのきかない存在価値を発揮したい。航空機の整備技術者から、司法書士・土地家屋調査士へキャリアチェンジしたのは、そうした想いを抱いていたからです。

　個人事務所で経験を積んだ後、郷里の宮崎県で兼業事務所を開業した私は、順風満帆なキャリアを築いていきました。お客様に恵まれ、事業も軌道に乗せることができた。けれど、私は常に物足りなさを感じていたような気がします。個人の事務所では、大規模で難易度の高い案件を任されることが少なく、毎日が同じことの繰り返しになってしまっていたのです。

さらに、二人の子どもを育てながら働く私にとって、ワークライフバランスの実現は大きな課題でした。もっと、いろいろな案件を経験して、さらなる成長を遂げたい。その一方で子どもたちにも寄り添っていきたい。その想いを実現するために、私は個人事務所から、法人で仕事をすることを決意したのです。

　「勢いのある若い事務所が、新たに起ち上げる福岡支店長を募集している」。中央ライズアクロスグループとの出会いは、エージェントからの紹介がきっかけでした。そこで、中央ライズアクロスグループの経営陣と面談したのですが、一般的な法人では浮かんでこないようなアイデアやビジョンが次々と湧き出てくる。

素直に「面白そう！　やってみたい！」と思えましたし、ここならば、自分がやりたいと思っていた仕事ができると確信できたんです。また、時間に融通がきく働き方ができることも、非常に大きな決め手となりましたね。

　中央ライズアクロスグループに来て、１年あまり。私は、これまでの５倍以上の速度で成長できたという自負があります。個人事務所では、決して経験できないような大規模かつ難易度の高い案件は、CADの技術・測量技術をはじめとした専門的な能力はもちろん、コミュニケーション能力や論理的思考力など人としての力を飛躍的に伸ばしてくれました。また、何より大きかったのは、初めてチームを預かった経験であったと考えています。

　中央ライズアクロスグループは、あらゆる人の提案を尊重してくれる法人です。それが、会社の利益や働くメンバーたちのメリットになるのであれば、「やってみなよ」と背中を押してくれます。新たなクライアントを独自に開拓したり、ワークライフバランスを実現させるためのリモートワーク環境を実現したり。これまでに多くのチャレンジをチーム全体で議論しながら、実現することができました。

ここには、「前例がない」「他ではやっていない」なんて理屈は存在しません。だからこそ、私たちも、もっと上を目指したい、今を越えていきたいと楽しく仕事をすることができているんです。

　「分からないことがあったら、とりあえず中央ライズアクロスグループに聞いてみよう」。私の目標は、最初に頼られる・親しみやすい専門家になることです。幸いなことに、現在、お付き合いさせていただいているお客様からは、建築に当たってのコンサルティング的な依頼をいただくことも多くなりました。

ただ、言われた業務をこなすだけなんて面白くありません。誰よりも信頼され、確かな価値で応えていく。それが、私たちの存在価値だと考えています。福岡支店のメンバーたちと共に、さらなる高みを目指し続ける。そうすることで、お客様にとって最高のパートナーであり続けたいと思っています。