将来的に、独立できるような力を身につけたい。大学で土木を学び、建設会社でキャリアを築いていた私ですが、いつしか、そんな想いを抱くようになっていました。

そこで出合ったのが、土地家屋調査士という資格でした。測量技術をはじめ、これまでの経験と知識を活かしながら、さらなる専門性と独り立ちする力を手に入れられる。そこに魅力を感じた私は、建設会社を退職。1年間の猛勉強の末、調査士の資格を手にしたのです。

　資格取得後は、個人事務所で実務経験を積み、独立に向けた準備を着々と進めていました。ところが、その間に業界の潮流は激変します。多くの資格者を抱える法人が台頭してきたのです。

個人事務所は、そこにいる先生が引退してしまえば終わり。不動産仲介業をはじめとしたお客様も、安心して任せられるパートナーを失ってしまうことになります。また、お客様のニーズを満たしていく上でも、チームで案件に臨んでいける体制は大きなメリットです。

早くて、質の高いサービスを適切な価格で、世代を越えて提供し続けられる。まるで、かの牛丼チェーンのようですが……（笑）。調査士が個人から法人が主流になっているのは、紛れもない事実だと言えるでしょう。

　当初の想いに固執し、独立するよりも、法人で確かな価値を提供しよう。プロフェッショナルとして、さらに成長していこう。それが、私の2度目の決断でした。あれから10年あまり。それが正しいものであったことは言うまでもありません。

　中央ライズアクロスグループは、個人の意見と能力を尊重してくれる事務所です。現在、私は大手町本店の代表社員として、責任ある仕事を任されています。

個人事務所では、決して経験できないような大規模かつ難易度の高い案件の数々。地価の高い、都心におけるシビれる仕事の数々。ここでしか会えないような、素晴らしいお客様……。数々のご縁が、今の私をつくりあげてくれたと感謝しています。

　また、個々の人材の思いを尊重し、チャレンジの機会を与えられる環境だからこそ、ここには、それぞれに卓越した知見と魅力的な個性を持った、優秀な人材が集っています。彼ら、彼女らの知見に触れるたびに、新たな気づきや引き出しを得ることができる。それも、チームであるがゆえの醍醐味です。

ここでしか経験できないことがある。ここでしか得られない成長がある。それこそが中央ライズアクロスグループが持つ、最大の魅力であると私は考えています。

　法人で活躍する道を選んだ私ですが、当初の想いであった「独立心」を忘れたことはありません。調査士としての誇りを持ち、何かに依存することなく、プロフェッショナルとして確かな価値を提供する。そして、事務所も私を最大限に支援してくれるし、その相乗効果がチームの力・ビジネスの原動力になる。中央ライズアクロスグループには、人が育ち、羽ばたいていくフィールドがあります。

だからこそ、これから入所してくる仲間には、それぞれに強い想いを持っていてほしいのです。「ここで成長し、将来的に独立したい」「このチームを牽引したい」。願いはさまざまで構いません。かつて、私が多くのご縁に支えられてきたように、これからは私が皆さんの飛躍を支えていく番だと思っているんです。